Zippoライター、米国音商標に登録
2018年12月5日、Zippo Manufacturing Companyは同社製作のZippoライターのクリック音が米国特許商標局に音商標として登録されたと発表した。(参照:ソニー、米国でのブロックチェーン技術に関する特許申請)
商標権者はZippo Manufacturing Companyとなっている。Zippoライターは単なる着火装置を超えたポップカルチャーとして、多数の映画やミュージックビデオに登場している世界で愛されるライターだ。登録された音源は、「開閉音」と「着火音」となっている。
ワイルドなデザインや風に強い機能性に加え、Zippoライターの蓋を開け、火をつける動作で発生する音源も多くの人を魅了してきたことは、クリック音を聞いただけでZippoライターと認識されるほどの知名度や、成人の75%がZippoライターのクリック音から前向きな感情が呼び起こされることからうかがえる。
Zippoライターは世界の180か国に展開する世界的に有名なブランドである。強風の中でも着火しやすい機能性や、耐久性に優れた堅牢なフレーム、すべての製品に無料生涯保証を約束していることでその名をとどろかせている。
Zippoライターの「カシャ」という開閉音と「ジュ」という着火音は、誰でも知っているおなじみの音です。特にアメリカ映画などを見ていると、主人公がZippoライターを使ってタバコに火をつけるシーンでは、これらの音が必ず流れますので、タバコを吸わない人でも、この音を知らないという人はほとんどいないでしょう。
この音が音商標に登録されて初めて気が付くのですが、この音を聞くことによって多くの方がZippoライターとその製造元であるZippo Manufacturing Companyを思い浮かべるとすれば、この音が持つ効能(Zippoライターの販売を促進する効果)は計り知れないということができます。
単なる音に経済的価値があるとは普段は思いもつかないことですが、音商標として登録されると、改めてその価値の大きさが認識されます。
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