米Microsoft、「Windows 365」を商標出願
2015年2月8日、米IT情報サイトNeowin.netはコンピューターソフト最大手の米Microsoftが「Windows 365」という商標を出願したと報じた。
(参照:アメリカで商標登録されるとどのような効果が発生しますか?)
今後、この商標を使用した新たなサービスが開始されるのか、あるいは他企業に奪われないために先行取得したものかは不明だという。今回の「Windows 365」の商標登録出願のニュースに対して、Microsoftがサブスクリプション方式の課金を検討しているのではないかとの憶測も流れている。
Microsoft社の製品でもっとも世界中で使用されているのが、言わずと知れたパソコンOSソフトである「Windows」だ。昨年末には、次期Windowsである「Windows10」をWindows7やWindows8から期間限定で無料アップグレードできると発表されたばかりだ。
「Windows 365」という名称が日数を想起させるネーミングゆえか、レンタルした期間に応じて課金するサブスクリプション方式のサービスを開始するのでないかといわれている。
Microsoft社は、サブスクリプション方式のビジネス向けソフトウエア「Office 365」のサービス提供を開始しています。ですから、同じくサブスクリプション方式のオペレーション・システム「Windows365」のサービス提供が近いと予測されていたところでしたが、今回の米MIcrosoft社の「Windows365」の商標出願により、そのサービス提供が開始される可能性がますます高まりました。
「Windows」は頻繁にバージョンアップされますが、最新のバージョンのWindowsを利用するには、その度に新しいバーションの「Windows」ソフトを購入するか、新しいバージョンを装備したパソコンを購入するかしなくてはなりません。それよりも、ダウンロードにより常に最新のバージョンが利用できるサブスクリプション方式の「Windows」のほうが合理的であるとも言えます。
また、最近「Windows7」や「Windows8」から無料で「Windows10」へのグレードアップが発表されました。これも、サブスクリプション方式の「Windows365」への布石とも考えることもできます。価格にもよりますが、将来的にはサブスクリプション方式の「Windows」が主流になるかもしれません。いずれにしても、今回の「Windows365」の商標登録を機に、世界的にも著名なオペレーション・システムである「Windows」がどのように進化していくのかが注目されます。
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